作詞・作曲:上田知華 編曲:Jimanica
Vocal:川本真琴

Comment

大学生の頃、女の子だけでバンドを組んでいました。卒業を前にした最後のライブがあったのですが、よりにもよって、その日私は就職試験がぶつかり欠席。メンバーの子がとてもキラキラした目で「セーラームーンを歌う!」と聞いて、心の片隅でひどく悔しい思いをしたのでした。なので、それ以来、「セーラームーンって何よ!」とふてくされた気持ちでずっとこのアニメが気になっていたのです。そして今回このカヴァーの企画を頂いた時、「あの時、みんながあんなに嬉しそうにやっていたアニメなのだから、何かステキなものに違いない!」と思い、真剣に歌いました。「風も空もきっと・・・」はお別れの歌でしょうか?あの時バンドを組んでいた私たちは今でもずっと友達です。ハッピーで毎日が輝いているセーラームーンを見ていると前向きに生きることを恐れないあの時代を思い出し、それが正しさであることを確信するのでした。

Profile

福井県出身。1996年「愛の才能」でデビュー。シンガーソングライター。絵本原作者。「1/2」をはじめとしたヒット作を連発したのち、早い段階でインディーズに活動の中心を移し、マイペースで自由な音楽活動を歩んでいる。

http://www.salon-kawamoto.com

Comment from arranger

「神聖なほっこり感」そんなイメージを念頭にアレンジを進めていきました。ざらついた質感と奥行きのブレンドを大事にしつつ作りました。砂漠でらくだに乗っていたら足音がカツカツ聴こえるので下を見たらいつの間にか大理石の上だった、そんな感じでしょうか。

Jimanica