セーラームーン20周年おめでとうございます!!小さい頃にちょうどセーラームーンの再放送をやっていてテレビに釘付けになってみてました!!すごくムーンライト伝説は大好きな曲なので、そんな曲を今回私たちが歌わせて頂けると聞いたときはほんとに嬉しかったですっ☆!!みなさんの中できっと、もうムーンライト伝説のイメージは完璧に出来てると思うので今回はそのイメージを崩しすぎないように、ももクロらしく歌いました!!ダンスもとってもかっこいい振りがつきました!!!

百田夏菜子(ももいろクローバーZ)

2010年5月メジャーデビュー。
2ndアルバム「5TH DIMENSION」はオリコンウィークリー1位を獲得し、2013年8月には日産スタジアムでライブを開催。昨年末には、2度目のNHK紅白歌合戦出場を果たす。

http://www.momoclo.net

有名曲のカバーにつき、歌のキー合わせに時間を割かせてもらいました。原曲はCm。この曲の魅力でもある独特の暗さを持つ調。ただ予想通り、今のももいろクローバーZには少し低い。数日いろいろ悩んだ末、半音上げたキーでアレンジしました。その「歌」を聴かせたいので、バックトラックは大枠でオリジナルを踏襲。それから、二声のハモり。これも重要なポイントなので、二人ずつペアを組んで歌ってもらいました。ライブでも踊りながら勇敢にハモっているらしい彼女達と、セーラー戦士がクロスして見えたら、このプロダクトは成功なのですが。

近藤研二

セーラームーンとの出会いは小学校1年生の時。第1話のオープニング曲が流れた瞬間や、はじめて「HEART MOVING」が流れた瞬間は、今でもはっきりと覚えているくらい人生のビッグバンでした。この宇宙の素敵なもの、かわいいものが全て詰まった「セーラームーン」の中でも、特に思い入れの深い「HEART MOVING」を選ばせて頂きました。この曲ならではの懐かしさを、歌い方に込めたつもりです。私も、あの頃に戻って懐かしくこのアルバムをたくさん聴きたいと思います。

1985年5月5日生まれ。東京都出身。「しょこたん」の愛称で知られる。2002年にミス週刊少年マガジンを受賞し芸能界デビュー。2006年には、シングル「Brilliant Dream」で歌手デビュー。2012年には、初のアジアツアーを大成功におさめた。2014年1月、初主演映画「ヌイグルマーZ」が公開。

http://www.shokotan.jp

「美少女戦士セーラームーン」はジャパニーズファンタジーの原点と言える作品ではないでしょうか。
世界中で愛されているこの作品のトリビュートにアレンジで参加できて光栄です。
オリジナル作品の空気感を損なわないように気を使いました。楽しんで頂けるとうれしいです。

浅倉大介

セーラームーン20周年本当におめでとうございます!!!(*゚▽゚*)
私は、小さい頃、セーラームーンがすごい大好きで、再放送をいつも見ていました(≧▽≦)なので今回このプリンセスムーンというセーラームーンの曲を歌わせてもらえてとっても嬉しいです(*´ェ`*)
この歌を聞いてみなさんに元気になってもらえたら嬉しいです♡
セーラームーン大好きっ(≧▽≦)

タレント、歌手、女優、ファッションモデル。1998年生まれ埼玉県出身。小学校1年生の頃から子役として活躍。2009年3月から2013年3月まで、NHK教育の子供料理番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」の主役、柊まいん役を演じた。
2012年、ローティーン向けファッション雑誌「ピチレモン」第20回ピチモオーディションで約9000人の中からグランプリを受賞し、専属モデルを務める。

セーラームーンの20周年記念トリビュートアルバムの中の福原遥さんの歌う楽曲にアレンジで参加させていただきました。歌が想像していたよりもずっと可愛くて感激しました。やっぱりこれは歌入れに立ち会いたかったなあ、と思いました。そしてセーラームーンはいまや国民的なアイコンだな、と。このアルバムに参加させて戴いたことを光栄に思います。

小西康陽

学校帰りにフォションで買い食いしたり、テストの点数に頭を抱えたり、年上の先輩に憧れたり、ダークな奴らと戦ったり、少女たちは宇宙のインフレーションのように目まぐるしい、そして無敵。

「相対性理論」「やくしまるえつこ と d.v.d」など数多くのプロジェクトを手がける他、ドローイングやペインティング、インスタレーション作品の発表や、楽曲提供、朗読、ナレーション、ファッション、CM音楽、と様々なフィールドで多岐に渡る活動を行い、オリジナル楽器の開発、生体データや人工衛星を用いた作品まで、前代未聞の試みで大きな反響を呼び続けている。近年の活動には、やくしまるえつこ『RADIO ONSEN EUTOPIA』、相対性理論『TOWN AGE』、個展『ミオデソプシア | myodesopsia』の開催、六本木・森美術館『LOVE 展』、豊田市美術館『反重力展』への参加など。最新シングル「X次元へようこそ/絶対ムッシュ制」を2014年1月29日に発売。

http://yakushimaruetsuko.com/

乙女のくちびるから零れる言葉には背きがたい魔術が宿っている。水に潜って数を数えるようにその言葉を反芻してから水面に顔を出してみればコワイものなんかなくなっているはず。
やくしまるえつこ

やくしまる女史と共にこの楽曲のアレンジを進めるにあたって、シンプルで奥深い出発点から如何にスロープと階段が同居するように曲が進んで行くかを考えて作っていきました。深夜の湖で潜水をしていたらいつの間にか湖面から浮いてた、そんな感じでしょうか。
Jimanica

20周年おめでとうございます!!!!
La Soldierのロック・カヴァーをというお話を頂き、すぐにミュージカルの映像をチェックしてみたら一回聴いただけなのにぐるぐる回るキャッチーな曲だったのでぜひ歌ってみたくなり参加させて頂きました。SUPER COOLなセーラームーンこれからも大好きです♡

the brilliant greenのボーカリスト・川瀬智子によるソロプロジェクトのひとつ。2003年にTommy february6のパフォーマンスと銘打って行われたライブイベントのアンコールで、突然に新キャラクターとして発表。2013年11月、ニューアルバム「TOMMY ♡ ICE CREAM HEAVEN ♡ FOREVER」をリリース。

http://thebrilliantgreen.info

美少女戦士セーラームーン x Tommy heavenly6
最初にお話を頂いた時からこの2組のコラボは面白いものが出来るのではと思っていました。
制作に入りますと「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」の原曲の素晴らしさとTommy heavenly6のゴスでロックなイメージがピッタリと合いレコーディングを楽しく進めることが出来ました。
イントロのストリングス部分では空の方からTommy heavenly6が比較的ゆっくり飛んできて歌いだす。。。
とゆう設定で作らせて頂きました。

shunsaku okuda

セーラームーン好きっ、せやから、楽しく歌えました◎歌詞が「がんばらなくっちゃ」と頑張りすぎてるようなので「もぅいいよ、よくがんばったよ、お疲れさましようよ、ね?」と言ってあげたくなる僕は、若い無軌道な気持ちをなくしたのでしょうか。イントロを「ゴリラの手」と勝手にそら耳してしまってて、毎回、おもしろかったです。
後藤まりこ

ロック・バンド<ミドリ>でヴォーカル・ギターを担当し、その過激なパフォーマンスでカリスマ的な人気を集める。2012年7月にアルバム『299792458』でソロデビュー。2013年12月に2ndアルバム『m@u』をリリース。舞台や映画、ドラマなどにも活動の場を広げている。

http://www.gotomariko.com

少女ではなかった私を「愛の戦士」として参加させてくださったこのご縁に、ありったけの感謝を。XOXO
アヴちゃん(女王蜂)

バンド・女王蜂のヴォーカル。独創的かつ衝撃的なパフォーマンスが音楽界のみならず各方面で話題騒然となり2011年メジャーデビュー。デビュー盤収録「デスコ」が映画『モテキ』のメインテーマに起用、本人役で映画にも出演し、話題・実力共に音楽シーンを席巻。約1年間の活動休止期間を経て、2014年より活動再開を発表。

http://www.ziyoou-vachi.com

Photo by 中野修也

先輩・呼人さんとの共同編曲。彼の頭で鳴っている音を絵にしていくと、懐かしくも新しい色がつきました。デジタル音が前面に来てるけど、後ろに80'sロックが見え隠れ。激しくも甘酸っぱい数分をお楽しみ下さい!

酒井ミキオ

僕の中でセーラームーンと80'Sの音楽ががシンクロしました。80'Sも今世界的にトレンド、ということはセーラームーンも今また新しいんだと。後藤さんの歌声は、狂気が潜みつつ、セーラームーンで育ったんだという愛に満ちていて、グッときました。

寺岡呼人

「タキシード・ミラージュ」は、女の子の切ない部分を歌った曲なので物語とリンクするところが多い曲だと思います。ももクロにはあんまりないしっとりした曲なのでセーラームーンよりのももクロを見られると思います。ぜひ曲をたくさん聞いて、ライブでも見て欲しいです(´∀`)これを聞かないと月にかわってお仕置きよ!

高城れに(ももいろクローバーZ)

2010年5月メジャーデビュー。
2ndアルバム「5TH DIMENSION」はオリコンウィークリー1位を獲得し、2013年8月には日産スタジアムでライブを開催。昨年末には、2度目のNHK紅白歌合戦出場を果たす。

http://www.momoclo.net

今回、編曲を担当させて頂きました菊田と申します!自分自身セーラームーンは子供の頃に毎週テレビで見ていて、まさか今になって楽曲に携わる事が出来るとは夢にも思いませんでした。僕のような、テレビでリアルタイムで見ていた世代の方が懐かしむと共に、新しい世代の方々が歌ったり、継承する事でこれからもセーラームーンという作品が語り継がれて愛されるものになっていって欲しいと思います!

菊田大介(Elements Garden)

18歳の頃の私はこの曲を聴き、まさにポケベル鳴らしてました。セーラームーンは、性別・年齢・国籍・次元…それまであった様々な壁を融かし破ってくれました。20周年おめでとうございます。これからもずっと…!

1977年12月14日生まれ。声優、シンガーソングライター。秋葉原での路上ライブを経て2000年に「Mail Me」でCDデビュー。後に美少女ゲームソングユニット『UNDER17』で活躍。解散後ソロとして「アキバから世界へ!」をコンセプトに15カ国・計36回の海外遠征をこなし海外のファンも多い。自身の音楽活動の他、作詞作曲の提供やプロデュースワークでも活躍中。

http://rg-music.com/momoi/

最初にこの楽曲を桃井はるこさんが担当すると聞いた時から完成形は見えていました。
アレンジに関しては、原曲の持つ可愛らしさを残すように心がけて進めましたが結果的に桃井さんが歌う事で可愛らしさと共にカッコよさも出せたかと思います。
オリジナル楽曲と勘違いしてしまいそうな程マッチしているのではないでしょうか。

齋藤真也

「美少女戦士セーラームーン」20周年おめでとうございます!今回このトリビュートアルバムに参加出来とても光栄に思っています。私がセーラーギャラクシア役で登場したシリーズ主題歌を感慨深く歌わせて頂きました。たくさんの歌と出会い今年45年目を迎えます。これからも新しい1曲に出会った時の新鮮な気持ちで歌い続けて行きたいと思います。

誕生日:3月8日・出身地:神奈川県横浜市・特技:ゴルフ、スキー、バイオリン、ウィンドサーフィン 1969年TVアニメ『紅三四郎』の主題歌でアニメ歌手デビュー。以降、数々のヒットアニメ主題歌を歌い「アニメソングの女王」の異名をとる。代表曲のひとつ「キャンディキャンディ」は100万枚突破の大ヒットを記録。レコーディング楽曲は1200曲にものぼる。また、声優としても「ひみつのアッコちゃん」「愛少女ポリアンナ物語」の主役をはじめ出演作品多数。

http://www.micchi.net

久しぶりに編曲の仕事をさせていただきました。幸いにも2013年にミュージカル ・セーラームーン「La Reconquista」の音楽を担当させていただいたばかりで、その余韻も覚めやらぬこの時期に、名曲「セーラースターソング」を、それも堀江さんの歌でリメイクすると伺って大変嬉しく思いました。このアルバムが、そして今回の「セーラースターソング」が新たなスタンダードとなり未来に大きく羽ばたくことを祈っております。

佐橋俊彦

大学生の頃、女の子だけでバンドを組んでいました。卒業を前にした最後のライブがあったのですが、よりにもよって、その日私は就職試験がぶつかり欠席。メンバーの子がとてもキラキラした目で「セーラームーンを歌う!」と聞いて、心の片隅でひどく悔しい思いをしたのでした。なので、それ以来、「セーラームーンって何よ!」とふてくされた気持ちでずっとこのアニメが気になっていたのです。そして今回このカヴァーの企画を頂いた時、「あの時、みんながあんなに嬉しそうにやっていたアニメなのだから、何かステキなものに違いない!」と思い、真剣に歌いました。「風も空もきっと・・・」はお別れの歌でしょうか?あの時バンドを組んでいた私たちは今でもずっと友達です。ハッピーで毎日が輝いているセーラームーンを見ていると前向きに生きることを恐れないあの時代を思い出し、それが正しさであることを確信するのでした。

福井県出身。1996年「愛の才能」でデビュー。シンガーソングライター。絵本原作者。「1/2」をはじめとしたヒット作を連発したのち、早い段階でインディーズに活動の中心を移し、マイペースで自由な音楽活動を歩んでいる。

http://www.salon-kawamoto.com

「神聖なほっこり感」そんなイメージを念頭にアレンジを進めていきました。ざらついた質感と奥行きのブレンドを大事にしつつ作りました。砂漠でらくだに乗っていたら足音がカツカツ聴こえるので下を見たらいつの間にか大理石の上だった、そんな感じでしょうか。

Jimanica

Tout le monde connaît ce dessin animé, c'est culte, j'en ai fait mon adaptation personnelle. Les paroles japonaises sont très poétique et j'ai fais de mon mieux pour traduire cet univers.

皆さんがよくご存知でとても人気のあるこの曲を、パーソナルな雰囲気でカバーしました。オリジナルの歌詞がとても詩的なので、その世界観をフランス語で伝えられたらと思いました。

パリ生まれ。レコードコレクターの父親の影響でジャズに囲まれて育つ。1988年ソニーフランスよりデビュー。以来、ジャズ、ポップス、ボサノヴァなど様々なジャンルで数々の作品を発表。日本で最も愛されるフランス人歌手。今までのレコードセールスはトータル200万枚以上。

http://www.possion-h.com/cle/

昔の僕なら信じられないでしょう、将来自分があのクレモンティーヌのセーラームーンボッサアレンジをするなんて。
当時売れずに悶々としていた自分に言ってあげたいです。将来良い事あるぞと。
そうですよね、今や岩城滉一が宇宙に行く時代すもんね。
て事で、原曲とクレモンティーヌの歌が本当に素晴らしいので、僕のアレンジの貢献はほぼゼロです。
新鮮な鮪と醤油があれば料理人は何もしなくてよいですね!
楽しい作業、最高の時間に感謝!

Ko Hirano

店舗別特典ステッカー

美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE 7inchアナログ盤

2014.6.25 ON SALE 各両A面シングル・紙ジャケット仕様  各¥1,5OO+税 発売元:キングレコード 販売元:株式会社ローソンHMVエンタテインメント

  • 「ムーンライト伝説」「タキシード・ミラージュ」ももいろクローバーZ NDS-1OO8

  • 「セーラースターソング」 堀江美都子「HEART MOVING」中川翔子 NDS-1OO9

    全タイトル一括購入者に、先着でスペシャルBOXをプレゼント!

  • 「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」Tommy heavenly6「愛の戦士」後藤まりこ×アヴちゃん(女王蜂)NDS-1O1O

  • 「プリンセス・ムーン」福原 遥「“らしく”いきましょ」桃井はるこ NDS-1O11

  • 「乙女のポリシー」やくしまるえつこ「風も空もきっと」川本真琴 NDS-1O12

[全国HMV店舗、及びHMV ONLINE限定発売]HMV店頭、HMV ONLINEにてご予約受付中!

http://www.hmv.co.jp/pr/sailormoon/

INTERVIEW with AKIKO KOSAKA

「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」、「タキシード・ミラージュ」作曲 小坂明子インタビュー

チケットが発売されても1曲もできてなかった

──小坂さんといえば大ヒット曲「あなた」で広く認知されていますが、「セーラームーン」の楽曲を手がけていたということを知らなかった人も多いと思います。まずは「セーラームーン」のお仕事をすることになった経緯から伺えますか。

最初はミュージカルでした。アニメは、「セーラームーン」の前に同じ枠でやっていた「きんぎょ注意報!」の音楽を担当していたので、「小坂さん、この枠は1回お休みね」と言われて当初は関わってなかったんですよ。けど「セーラームーン」のミュージカルが始まる段階になって、「オーケストラもポップスも書ける人に頼みたい」とオファーをいただいたんです。

──ミュージカルが始まったのはアニメ放送開始の1年後、1993年ですね。

まずはテーマソングを決めなくちゃ、ということで作りはじめたんですけど、いくら書き直しても全然OKが出ないんです。そうこうしてるうちにチケットが発売され、テレビCMまで流れはじめちゃって(笑)。

──えっ。その時点で1曲もできてなかったんですか?

ええ(笑)。音楽家が私のほかにもうひと方いたので、どっちが何をやるのかも、テーマソングができないと決められないという話になり……。書いても書いても違うって言われるから頭にきて、プロデューサーに「今日集まってください!」って電話したら、10人くらいに囲まれてびっくりしました(笑)。それでお話を伺った後に「絶対にこれだ!」って自信を持って書けたのが「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」でした。でもなんかすぐに出すのが癪で、提出せずに2日くらい温めてました(笑)。

──あはは(笑)。

迷いもあったんですよね。それまでの私は"シンガーソングライター・小坂明子"のカラーを守ってきてしまっていたから、新境地となりそうなこの曲を発表してしまったら、今後この路線がずっと求められるんじゃないかなって。でももう時間もなかったので、そのまま提出したんですけど。

──確かにこの「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」には歌謡曲っぽさはないですね。

そうなんですよ。そして、冬杜(花代子)さんの歌詞がまたエロティックで。

──「セーラームーン」なのにこんなに大人っぽい詞でいいんだ、と驚きました。

でもセーラームーンってそもそもすごくエロティックだし、非常に深いストーリーですよね。アニメは割と子供向けになっていたから、ミュージカルはその真髄をついていくというか、アニメと差をつけたいっていう意図もあったんだと思います。セーラームーンという正しいものを恨む悪と、それらを殺すのではなく浄化するという方法で戦うセーラームーン。その終わりのない正と悪の関係が、「セーラームーン」のミュージカルで一番歌にしたいところでした。400曲以上書きましたけど、「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」はグランドテーマとして長く歌い継がれましたね。

──400曲も!

13年間ずっと、「セーラームーン」のミュージカルに曲を書いてたんですよ。その頃は1年のうち7カ月分くらいを「セーラームーン」に割いてました。春、夏、冬って、公演が年3回ありましたから。

──毎回その都度、新曲を作らなきゃいけなかった?

そう。しかもキャストが変わったりするから、誰でも歌えるように曲のキーを狭くとらないといけないわけです。キャストはもともとミュージカルを勉強してきていないタレントさんが多かったので、曲を作るのは大変でしたね(笑)。でも、そのお陰で一般の人が歌いやすい曲とか、人を育てることを学ばせてもらいました。いまだに当時の役者さんが、うちに歌のレッスンを受けに来るんですよ。

武内先生の詞にメロディを乗せるのがすごく楽しくて

──ずっとミュージカルのお仕事をされてきましたが、アニメの「セーラームーン」にも曲を書いたのは何がきっかけだったんですか?

アニメスタッフの幾原(邦彦)さんに、劇場版(「美少女戦士セーラームーンR」)の曲を発注されたのが最初です。「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」を聴いて「これこそセーラームーンの曲なんだ!」と思ってくださったそうで。

──「劇場版R」の主題歌というと「Moon Revenge」ですが、1曲まるまるが劇中歌として流れるクライマックスは、ファンの間でも屈指の名シーンとして知られています。

お陰さまでとても好評だったみたいですね。その後「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」も、TVアニメの最終回かなにか(第88話「光と闇の最終決戦! 未来へ誓う愛」)で劇中歌として使っていただきました。

──そして続いて生まれたのが「美少女戦士セーラームーンS」のエンディング、「タキシード・ミラージュ」?

そうですね。「うさぎとまもちゃんのラブソング」というストレートな依頼を受けました。確かこの曲で初めて、武内(直子)先生とタッグを組ませてもらったんだと思います。冬杜さんの歌詞とはまたガラッと違う雰囲気で。

──基本的には詞があって、そこに曲をつけていくという作り方なんですか?

はい。私はそのほうがやりやすいんです。この曲は武内先生から最初にいただいた詞がすごく長くて、完成版の1.5倍くらいあったんですよ。ところがTVのエンディングは90秒と尺が決まってたので、全然入らない。ひとしきり悩んで、武内先生に「短くさせていただけますか?」と直接お電話させていただいたことをすごくよく覚えていますね。

──なるほど。泣く泣くお蔵入りしてしまった歌詞もぜひ拝見したいです。

先生、持っていらっしゃるかしらね。探せば私の家にも絶対あると思います。ものすごくロマンチックな詞ですよね。「三日月のシャーレ」とか「カナリアのオルゴール」とか、作詞家の方の詞とはまた違う、特徴的な言葉が多かったので、メロディを乗せていくのがすごく楽しかったです。「このオルゴール、どんなオルゴールなんだろう?欲しいなあ」っていまだにファンの方とお話ししたりしますよ。

──小坂さん自身もカバーされていますね(アルバム「懐想〜linked to 40yrs.〜」)。

そうなんです。「セーラームーン」を知らない人でも1回聴いたら好きになるみたいで、ライブでやっても人気がありますよ。ここまでメロディアスな曲は「セーラームーン」では結構珍しいですよね。「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」とは対照的に、私のカラーがよく出た曲だと思います。

──歌はセーラー戦士役の声優さん5人が担当していますが、レコーディング時に印象的だったことなどありますか?

さっきのミュージカルの話と被るんですけど、やっぱりそれぞれキーが違うから音域が難しかったですね。常に1オクターブくらいしか使っちゃいけないっていうルールがあって、大変でした(笑)。

「永遠」がリンクしている

──今回発売されるトリビュートアルバムでは、「タキシード・ミラージュ」をももいろクローバーZが、「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」をTommy heavenly6がカバーしています。お聴きになってみていかがでしたか?

「タキシード・ミラージュ」はもう、本当にピュアで。でもなんだかコケティッシュ……っていう言葉がまだあるのかわからないですけど(笑)、そんな感じもあってかわいらしかったです。ももクロさんって普段あんまりこういうバラードって歌ってないと思うんですが、すごくハーモニーが綺麗でした。

──サビのハーモニーも含め、割と原曲に忠実ですよね。

原曲に近いアレンジでした。私、彼女たちの真っ直ぐな歌い方が大好きなんですね。ビブラートのかかる歌って実は苦手で。いまビブラートを入れて歌えば歌うほど得点が高くなるカラオケ番組とかありますけど、「それは違うでしょ!」ってTVの前で怒ってるんです(笑)。

──ははは(笑)。

ももクロさんたちは、ほんっとうに純粋ですよね。中学生ノリのままというか(笑)、すごくのびのびとしてる。ヒットを出しても本人たちは全然意に介してなさそうで、それがすごいなあって。「歌が上手い」と「歌がいい」は全然違うといつも思ってるんですけど、私、上手い歌ってあんまり興味がなくて、彼女たちはどちらかというと「いい歌」のほうだと思ってるんですよ。バーンと耳に入ってくる声と勢いがある。

──なるほど。ではTommy heavenly6さんの「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」はいかがでしたか。

大のお気に入りです。ブリグリ(the brilliant green)時代からTommyさんのことが大好きだったので、この曲を選んでくれてうれしかったですね。なんだかハードなテイストで、カッコよくて……。

──ヘビーなアレンジでしたね。

ヘビメタですよね。「おおーっ!スネアが倍になってる!」って興奮しちゃいました(笑)。このトリビュートアルバムの話を聞いたときはミュージカルの曲が入るなんて思ってなかったので、とてもうれしかったです。

──武内先生の担当編集おさBUさんが、昨年Twitterで「セーラームーン」の人気曲投票という企画をされていたんです。そこで「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」は8位。そして同率1位が「Moon Revenge」と「タキシード・ミラージュ」だったんですよ。

ええー! そうなんですか。すごくうれしいです。

──小坂さんの楽曲が、これだけ「セーラームーン」ファンに愛されるのってなぜだと思いますか?

うーん……どうしてだろう。もしかしたらですけど、「永遠」っていうところがリンクしてるのかもしれないですね。

──永遠?

うん。「セーラームーン」って、輪廻がテーマになっているじゃないですか。過去と未来が繋がっているというか。私も噛んでも噛んでも味が落ちないガムみたいに、ずっと歌い継がれる曲を書いていきたいなと思ってるんですけど、「セーラームーン」に書いた曲で、まさにそれを実現させてもらった気がしていて。例えば今30歳くらいの人たちは「あなた」を知らないんですけど、「セーラームーン」のことをお母さんに話すと「小坂明子っていえば、昔『あなた』っていう曲歌ってたのよ」って教えてくれるとか。私の音楽が、過去と未来を繋げられてると思うとうれしいですね。デビューして今年で40年ですけど、セーラームーンが20周年だから、芸歴の半分一緒にいたことになるんです。

─そんな小坂さんにとって、「セーラームーン」という作品はどんな存在ですか。

そうねえ……まもちゃんじゃないけど、私も当時からずっと、セーラームーンに守られてる部分があるのかもしれないな、なんて思います。それは多くのファンの方を見てても同じように感じますね。このトリビュートアルバムの情報が公表されたときに、Amazonで予約がバーッと入ってたのは圧巻でした。だって、何が入るかわからないのに予約してるんですよ?

──あはは(笑)。中身がどうあれ「セーラームーン」のCDなら買う、と。

ねえ? こんなにCDが売れない時代なのに。改めて「セーラームーン」という作品の強さを感じるし、皆うさぎちゃんに力をもらってるんだろうなって感じました。

──今夏にはいよいよ新作アニメの配信もスタートしますし、そのパワーはますます大きく広がっていきそうです。

いつも思うんだけど、願い続ければ夢は叶うんですよね。多くの人が待っていた「セーラームーン」の復活が実現して、今回このアルバムが出ることがすごくうれしいです。入ってるのは過去の曲だけど、ぜひ今の曲として、もう一回聴き直してもらえたらうれしいです!

disc review

message from 三石琴乃

「美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE」 ディスクレビュー "女の子"たちがセーラームーン愛を叫んだトリビュート

可憐にして無敵。この宇宙の「かわいい」が余すところなく詰め込まれた永久不滅のヒロイン「美少女戦士セーラームーン」。その20周年を記念して、15歳の福原遥からベテラン堀江美都子まで世代を超えた"女の子"11組が「セーラームーン」の名曲たちをカバーしたのが、このトリビュートアルバム「美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE」だ。

収録曲を見渡してまず気付くのは、10曲中8曲の歌詞に「恋」というワードが登場し、すべてがラブソングであること。「美少女戦士」を名乗る彼女たちも、日常では等身大の女子中学生。本当は戦いたくないのに大切な人を守りたいという一心から敵に立ち向かっていく、という物語の本質が、楽曲群に投影されているのだ。放課後の寄り道に胸を弾ませたり、時折仲間とケンカしてはすぐ仲直りしたり、「ステキな彼が欲し〜いっ!」と叫んだり。そんな珠玉のラブソングを、声優・三石琴乃が寄せたコメントと共に1曲ずつ紐解いていこう。

トラックは「セーラームーン」の歴史を辿るように、放送された順に並べられている。トップバッターはもちろん「ムーンライト伝説」。

無印からSuperSまで4年間オープニング曲として使われ、三石琴乃も一番好きな楽曲だと語る、作品を代表する1曲だ。担当したのはももいろクローバーZ。原曲のエッセンスを濃く残した仕上がりを耳にすれば、当時のオープニング映像がフラッシュバックすることだろう。そして初代エンディングテーマ「HEART MOVING」では、大の「セーラームーン」ファンを公言してきた中川翔子が、浅倉大介が構築したキラキラとしたサウンドに伸びやかな歌声を乗せている。

続く「プリンセス・ムーン」を歌うのは、「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」で知られる福原遥。松浦亜弥や小倉優子のお姫様フィール溢れるトラックメイキングを手がけてきた小西康陽が、鐘の音やチェンバロを用いてプリンセスというテーマを存分に表現している。次に控えるのは、「R」のエンディングテーマにして、30万枚を超えるセールスを記録した人気曲「乙女のポリシー」。やくしまるえつことドラマー・プロデューサーのJimanicaが、アップテンポな原曲をドラマチックなエレクトロニカに生まれ変わらせた。トラックがハウシーに盛り上がっていくさまは、まるで「R」のエンディング映像でどんどん加速していくうさぎのよう。

唯一ミュージカル(通称「セラミュー」)の楽曲からセレクトされたのが「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」だ。Tommy heavenly6によるカバーは、雷鳴がとどろく物々しいイントロから始まるヘヴィメタル調。そして「愛の戦士」では後藤まりことアヴちゃん(女王蜂)が奇跡のコラボレーションを果たし、熱いユニゾンで闘志を叫んだ。ともに劇中歌としてアニメで用いられたこの2曲は、ラブソングながら歪んだギターが戦闘シーンの緊張感を漂わせている。

「タキシード・ミラージュ」ではももクロが再び登場。原曲は三石琴乃をはじめとするセーラー戦士役の声優5人から成るユニット「Peach Hips」が歌唱しており、三石はセーラーチームの絆を「物語同様、頼りない私をセーラー戦士の4人が歌声で支えてくれました」と振り返っている。「"らしく"いきましょ」は、等身大の女の子を綴った武内直子の歌詞を、桃井はるこがハツラツと表現。彼女の楽曲を多く手がけてきた齋藤真也が、原曲を活かしつつ極上のダンスチューンに昇華してみせた。

そして終盤を飾るのは最終シリーズ「セーラースターズ」のテーマたち。オープニング曲「セーラースターソング」は、 "アニソンの女王"として知られる堀江美都子が担当した。彼女は同シリーズにてセーラー戦士たちを脅かす破壊の戦士・セーラーギャラクシア役を演じており、時を超えた邂逅に胸が躍る。エンディング曲「風も空もきっと…」では、川本真琴が倍音成分の多い歌声で切ない別れを表現。観月ありさによる原曲よりもテンポを下げ、よりしっとりとアレンジされた。

ラストにはフランス人歌手クレモンティーヌが「ムーンライト伝説」を、ピアノとアコースティックギターに乗せて歌い上げるボーナストラックも収録。三石琴乃は「お洒落な『ムーンライト伝説』に拍手しながらノックアウトされました」と、その仕上がりに太鼓判を押している。

参加アーティストたちの熱量は相当のもので、レコーディングの際には歌い方やアレンジについて、ディレクターへ数多くのアイデアが提案されたという。中川翔子は「セーラームーン」との出会いを「人生のビッグバンでした」と語り、アヴちゃん(女王蜂)は「どんな文章を連ねようとも、参加への喜びを書き切ることはできない!」と、愛用のルナPボール型バッグを持ちアーティスト写真を撮り下ろした。三石琴乃も今作を聴いて「アーティストさんの作品に寄せる愛の応酬にクラクラ」したと語ったが、このアルバムには「セーラームーン」に魅せられ、そのパワーを享受して輝く"女の子"たちのエネルギーが、ぎっしりと充満している。世知辛いこの世を逞しく生き抜く女性たちにとって、まさしく"戦士の休息"といえる1枚となってくれることだろう。
岸野恵加(コミックナタリー)

──トリビュートアルバムを聴いていかがでしたか?

アーティストさんの作品に寄せる愛の応酬にクラクラしました。5曲目のイントロで何故か涙があふれ、ボーナストラックではお洒落な「ムーンライト伝説」に拍手しながらノックアウトされました。

──「セーラームーン」関連の楽曲の中で一番好きな曲は?

一番と聞かれたら勿論「ムーンライト伝説」。実は他にも「ラ・ソウルジャー(La Soldier)」「Moon Revenge」なんかもグッときます。

──Peach Hipsとしての活動において、一番印象的だったエピソードは?

門前仲町の深川座でのライブ、とそれに向けての手作りな取り組み。

──Peach Hipsで歌った「タキシード・ミラージュ」について、当時の思い出を教えてください。

物語同様、頼りない私をセーラー戦士の4人が歌声で支えてくれました。

──このアルバムの魅力を「セーラームーン」ファンの方へ紹介してください。

あの頃の「セーラームーン」が、アーティスト達のエナジーで世界が広がりました。
このアルバムはあの頃のトキメキを思い出させてくれる「リフレーーッシュ!」で「ラブリーーッ!」な一枚だと思います!